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シール糊の種類について

シールやステッカーのは何でできているか知っていますか?
答えは『粘着性のある合成樹脂=軟性プラスチックの一種』です。
こちらではシール印刷に使われるについて詳しくご紹介していきたいと思います。

糊による強度の違い

糊の強度としては微弱粘から始まり、弱粘、一般粘着、強粘、超強粘(トイシ用)と様々で、 さらにその中に永久接着のものと再剥離接着のものがあります。
複雑ですが、さらに『エマルジョン系糊』と『溶剤系糊』とあり、糊の強度に関わらずどちらかに分かれます。

エマルジョン系糊は屋内用で上質やアート、マットコートタックに使用されている糊で、溶剤系糊は屋外用でユポやエンビ、PETなどのフィルム素材に使用されている糊となります。
エマルジョン系糊は溶剤系糊と比べ安価ですが、寿命は短く、水に弱い糊となります。

溶剤系糊はエマルジョン系糊と比べ寿命が長く、水に強い糊で、糊質がエマルジョン系糊より硬いため、剥がしたときに糊残りしにくい特長があります。

洋服の量販店で服に直に貼られている細長いサイズシールは溶剤系糊を使用しており、これはエマルジョン系糊の場合は温度や湿度の変化で、場合によっては衣服に糊成分が付着してしまう恐れがあるためです。

もちろんこれらの複雑な用紙体系を把握し、お客様のご用途に最適なタック用紙をご提案することが私たちの責務です。

普通糊(エマルジョン系)と溶剤強粘糊(溶剤系)の違いとは

基本的な糊であるエマルジョン系糊と溶剤系糊は、それぞれの糊の特性を理解していないと大きなミスとなってしまう場合もあります。

糊の呼称は原紙メーカーごとに統一されていないためややこしいのですが、
エマルジョン糊:『普通糊』『一般粘着』『水溶強粘』
溶剤糊:『溶剤強粘』『溶剤普通』
などとされているので、その糊がエマルジョン系なのか溶剤系なのかは私どもは品名で区別しています。

こちらは普通糊と表示されているのでエマルジョン糊です。
エマルジョン糊をわかりやすい言葉でご説明すると、『やわらかい』『剥がすと糊残りしやすい』『水に溶ける』『寿命短い』『安い』『紙素材についている糊』となります。


右の写真が溶剤糊です。
『溶剤』と表示されているので分かりやすいです。
溶剤糊はエマルジョン糊に比べ『硬い』『剥がすと糊残り少ない(剥がすのは大変ですが)』『水に強い』『寿命長い』『フィルム素材についている糊』と覚えてください。

 

たとえばユポタックひとつにしても普通糊と溶剤強粘糊が存在します。
数年以上の長期間剥がれないようにしたいというご要望にはユポ溶剤強粘をおすすめしますし、数ヶ月だけ貼るものなのでとにかく安くしたいというお話であればユポ普通糊となります。
しかしそこで貼る相手がたとえば衣服となると絶対に溶剤強粘にしてください、となります。
エマルジョン糊は『やわらかい』『糊残りしやすい』『水に溶ける』と上記でご説明しました。
それが理由となります。

このようにどちらの糊がよいかという点については『貼る相手が何か』にも注意することが必要となります。

またエマルジョン糊と溶剤糊は透明樹脂なので見分けはつきませんが、私たちはある方法で判別する場合があります。
それはそれぞれの糊のやわらかい、硬いといった特徴からの見分け方法なのですが、まず机などの硬く平滑な面に軽く貼ります。
そしてそれを斜めの角度にして『音』がでるようにサッと剥がします。その時ビリビリと甲高い音が出るのが溶剤強粘であり、少し鈍い音、もしくは音があまりしないのが普通糊となります。


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